LP GAS

LPガスについて

LPガスの性質

① LPガスはクリーンなエネルギー

LPガス(液化石油ガス)は、発熱量が高い優れたエネルギーです。また燃焼効率が固体、液体燃料に比べてはるかに優れ、SO(一酸化硫黄)、NO(一酸化窒素)の発生が少ないクリーンさが特徴です。

② 空気より重い

LPガスは空気より重く、漏れると下に溜まる性質があります。 もしガスが漏れたら、特に下の方の風通しを良くしてガスを屋外に追い出しましょう。

③ 本来は無色無臭

LPガスは本来無色無臭ですが、万一もれたときにわかるように、タマネギが腐ったような独特のニオイをつけております。

④ 燃焼にはたくさんの空気が必要

LPガスが燃焼するためにはたくさんの空気(酸素)が必要です。 室内でガスを使用するときは十分に換気をしてください。

⑤ 液化した状態で容器(ボンベ)に入っている

LPGとは ”Liquefied petroleum gas”の略のこと。
LPガスは圧力をかけて液化した状態で容器(ボンベ)に入っています。
液化することによって持ち運びがスムーズになります。

⑥ 中毒を起こしません

LPガスはCO(一酸化炭素)を含んでいないので、万一ガスを吸いこんでも中毒を起こすことはありません。
換気不足などで不完全燃焼を起こすと有害なCOを発生します。またLPガスは炭化水素ですから、大量に吸い込むと意識を失ったり窒息することもあります。

⑦ LPガスは高温になると噴出することがあります

そばで焚き火などをして容器の温度が高くなると圧力が上昇して、安全弁が吹き出し、空気中にガスを放出することがあります。

災害に強いLPガス

地震などの大規模な災害時において、どの被災地においてもライフラインの早期復旧が課題となりました。LPガスは復旧の早さや避難所などですぐに対応できることなどから、多くの人々の暮らしに安心をもたらしました。その実績からさまざまなところで、LPガスは「災害に強い」ことが実証されています。

LPガスと都市ガスの違い

LPガス 都市ガス
原料・成分 プロパン(C₃H₈) メタン(CH₄)
特徴・性質 マイナス42℃まで冷すと液体になり、
体積が250分の1と小さくなります。
マイナス162℃まで冷すと液体になり、
体積が600分の1と小さくなります。
供給方法 分散型供給
液化させたLPガスが入った容器を事業者が全国
に配送します。
系統供給
気体の状態で道路の下のガス管を通じて導管
を設置可能な地域に供給しています。
比重 1.5(空気より重い) 0.6(空気より軽い)
発熱量 102MJ/㎥ 45MJ/㎥